ルフトハンザ・カーゴ、初のカーボンニュートラル・フライトを運航

ルフトハンザ・カーゴ、初のカーボンニュートラル・フライトを運航

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザ・カーゴ、カーボンニュートラル・フライトを運航した777F「D-ALFF」
© Lufthansa Cargo
ルフトハンザ・カーゴ、カーボンニュートラル・フライトを運航した777F「D-ALFF」

ルフトハンザ・カーゴと物流会社のDBシェンカーは2020年11月29日(日)から11月30日(月)にかけて、民間商用機で初めて再生可能な航空燃料(SAF)のみで往復運航しました。ルフトハンザ・カーゴのボーイング777F型機、LH8406便としてフランクフルトから上海に向けて飛行し、再び上海からフランクフルトに戻り、シーメンス・ヘルシネス社などの商品を輸送しました。航空貨物輸送で初めて、カーボンニュートラル・フライトを実現しました。

ルフトハンザ・カーゴとDBシェンカーは、持続可能な航空輸送を共通の課題として取り組んでいるところで、11月の意見交換を経て、航空貨物輸送で化石燃料からの脱却を含む環境問題を共同で推進することで合意しています。今回のカーボンニュートラル・フライトを皮切りに、2021年3月末以降の定期便では、DBシェンカーは温室効果ガス排出を抑制するだけでなく、カーボン・ニュートラルを商品として提供する方針です。

カーボンニュートラル・フライトで使用したSAFは、主にバイオマスから生産された持続可能な航空燃料です。その燃料の原料は植物油、リサイクル可能な食用油などから生産されており、将来的には植物由来ではない再生可能な燃料の利用も検討されています。SAFは、化石燃料に代わる最初の本格的な航空燃料であり、地球環境に優しいCO2ニュートラルな航空交通を実現する鍵と考えられています。

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