空飛ぶクルマのルート想定、志摩とセントレア間で実証実験

空飛ぶクルマのルート想定、志摩とセントレア間で実証実験

ニュース画像 1枚目:中日本航空 ベル430 イメージ (Kureaさん撮影)
© FlyTeam Kureaさん
中日本航空 ベル430 イメージ (Kureaさん撮影)

中日本航空、名古屋鉄道、ANAホールディングスの3社は2021年1月13日(水)と1月14日(木)、三重県で「空飛ぶクルマ」のルート策定に向けた実証実験を実施します。空飛ぶクルマが実現した場合を想定し、航空会社の定期便の利用客が実際に乗り換える動きを通じて、ルート飛行時の法令や手続きの課題を抽出し、空港や場外離着陸場の利便性を確認します。

今回の実証実験は、三重県志摩市と中部国際空港(セントレア)間を結ぶルートで、空飛ぶクルマの代替として中日本航空のベル430ヘリコプターを使います。ヘリコプターは、志摩スペイン村第3駐車場とセントレアを結び、観光目的の移動需要の利用を想定した実際の動きを確認します。実験は2日間で1往復ずつ、計4フライトを予定しています。

今回ヘリで運航する区間を地上交通で移動する場合、高速道路でおよそ2~3時間を要します。空の移動は約20分と大幅な時間短縮が可能で、利便性の向上が見込めます。

中日本航空は、ヘリコプター運航・運航管理に加え、場外離着陸場の設置、運航関連の申請、天候判断、場外離着陸場での保安検査を担当します。名古屋鉄道は、場外離着陸場を出発、または到着する人員の輸送支援、ANAはセントレア内での旅客誘導を担当します。

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