AIRDOのボーイング767-300型機「JA98AD」は2021年1月26日(火)、離日しました。羽田空港からHD9051便として、9時23分に出発、アメリカに向かっています。AIRDOの初号機で、1998年12月の運航開始から22年間活躍しました。定期便として運航された最後のフライトは1月20日(水)の札幌・新千歳発羽田行きADO20便でした。
JA98ADは、アメリカのペインフィールド(エバレット)で製造され、1998年2月3日に初飛行。1998年6月に新造機としてAIRDOに導入されました。当初はリース契約を結んでいましたが、2013年にAWASから購入し、AIRDOの自社保有機になりました。
導入から退役までの期間、1999年12月から2003年12月にかけて支援する各スポンサーのロゴを塗装し運航。2003年12月から白い恋人塗装、2005年11月から「世界一夜景の美しい街 はこだて」の文字を記した函館塗装、2016年6月から旭川空港開港50周年を記念した特別塗装が施されました。
AIRDOがこの初号機の退役のために開設したTwitterアカウントでは「AIRDO初号機退役プロジェクト(@JA98AD_THANKS)」では、「ウポポイ・北海道LOVE」デカールを剥がす様子の写真などが公開されています。