ANAの777-200と777-300、同日に2機離日

ANAの777-200と777-300、同日に2機離日

ニュース画像 1枚目:スターアライアンス特別塗装機のJA711A (aki241012さん撮影)
© FlyTeam aki241012さん
スターアライアンス特別塗装機のJA711A (aki241012さん撮影)

全日空(ANA)のボーイング777-300型機、機体番号(レジ)「JA756A」がANA9431便、ボーイング777-200型機、機体番号(レジ)「JA711A」がANA9434便として、2021年1月26日(火)に離日しました。いずれも羽田空港を離陸し、アメリカのテッドスティーブンズ・アンカレッジ空港に向かっています。

「JA756A」は、1月14日(木)に那覇発羽田着のANA468便としての運航が最後の定期便となった模様です。この機体は、ボーイングのエバレット工場で製造され、2003年5月に初飛行しています。同月下旬にANAに納入され、退役に至る18年間、一貫してANAで運用されてきました。主に羽田発着の新千歳、伊丹、福岡、那覇線で使用されました。

「JA711A」は、1月16日(土)に伊丹発羽田着のANA28便としての運航が最後の定期便となった模様です。この機体は、ボーイングのエバレット工場で製造され、2004年6月に初飛行しています。同月下旬にANAに納入され、退役に至る17年間、一貫してANAで運用され、かつ定期便に投入されている期間は全て「スターアライアンス特別塗装機」として運航されました。主に羽田発着の新千歳、伊丹、福岡、那覇線の幹線だけでなく、函館、秋田、仙台、高松、松山、高知、熊本と幅広い地方都市に乗り入れました。

ANAは2020年度に計35機を退役させる計画で、従来から計画していた7機に加え、コロナ禍への対応として国内線の中・大型機と国際線の大型機28機を早期退役させると発表しており、12月から1月に続々と退役を進めています。

ANA9430番台の便名は、退役機のフェリー便の運航時に多く使われている便名です。最近では、ANA9431便は1月12日(火)に「JA8971」がロズウェルに、ANA9434便は2020年12月16日(水)に離日した「JA712A」がモハーヴェ空港にフェリーされる際に使用されました。

メニューを開く