運輸安全委員会、海保セスナ172S着陸時の滑走路接触を調査

運輸安全委員会、海保セスナ172S着陸時の滑走路接触を調査

ニュース画像 1枚目:セスナ172S JA394A
© Chikako Hirano
セスナ172S JA394A

運輸安全委員会は、2021年2月3日(水)に北九州空港で発生した海上保安庁の訓練機の滑走路接触事案を調査しています。航空局が重大インシデントに認定したことを受け、当時の状況を調べています。

海上保安庁の訓練機、セスナ172Sターボ・スカイホークの機体記号(レジ)「JA393A」が訓練飛行を実施していたことろで発生しました。この機体は、北九州空港を9時51分に離陸し、周辺で飛行訓練を実施した後、滑走路18へ進入中、強風のため着陸をやり直しました。その際、胴体後部の下面が滑走路に接触したとみられています。この機体はその後、11時36分に北九州空港に着陸しています。この事案で操縦していた研修生にけがはなかったとも伝えられています。

海保訓練機のセスナ172Sターボ・スカイホークでは、2018年8月に千歳飛行場に着陸した「JA395A」が着陸時に機体を損傷する事案が発生しています。これを受け、海保は再発防止策として訓練時に着陸接地時の速度と機体姿勢、着陸復行ポリシーの明記など、訓練規定を見直していました。

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