足利の林野火災、週末も消防ヘリ・自衛隊が空中消火 桐生市の火災は鎮火

足利の林野火災、週末も消防ヘリ・自衛隊が空中消火 桐生市の火災は鎮火

ニュース画像 1枚目:第1ヘリコプター団 CH-47Jの交代部隊が出発
© 第1ヘリコプター団
第1ヘリコプター団 CH-47Jの交代部隊が出発

栃木県足利市西宮町の林野火災に関連し、消防庁、自衛隊のヘリコプターが週末も消火活動に対応しました。2021年3月1日(金)9時現在、林野被害は約106ヘクタールに及び、延焼防止に取り組んでいます。

週末は、富山県防災ヘリ、東京消防庁ヘリ、茨城県防災ヘリが加わり、栃木県防災ヘリ、埼玉県防災ヘリ、横浜市消防局消防ヘリ、宮城県防災ヘリなどと共に消火、延焼防止にあたりました。自衛隊もヘリを継続して災害派遣し、第12ヘリコプター隊、第1ヘリコプター団のCH-47Jに加え、入間ヘリコプター空輸隊が空中消火活動に参加しました。

空中消火の散水で土曜日は計160回、329,050リットル、日曜日は計190回、293,000リットルを散水しています。発生当初からの累計では、散水回数が867回、散水量は199万5,660リットルとなっています。こうした活動に加え、山林の地上部隊も鎮火を目指した消火活動が続けられています。

桐生市での山林火災にも消防・自衛隊のヘリが対応しています。2月25日(木)は山梨県防災ヘリ、2月26日(金)には山梨県防災ヘリと千葉市消防ヘリ、2月27日(土)は千葉市消防ヘリと新潟県防災ヘリ、2月28日(日)は千葉市消防ヘリが活動しています。自衛隊からは、相馬原駐屯地の第12ヘリコプター隊と木更津駐屯地の第1ヘリコプター団からCH-47とUH-60、立川駐屯地の東部方面ヘリコプター隊のUH-1で災害派遣対応しました。この火災については、鎮火しています。

■足利市の林野火災:対応状況
日にち活動部隊散水回数散水量
2月21日(日)栃木県防災ヘリ2回1,000リットル
2月22日(月)栃木県防災ヘリ17回10,800リットル
茨城県防災ヘリ14回6,900リットル
埼玉県防災ヘリ19回5,050リットル
自衛隊ヘリ4機41回205,000リットル
2月23日(火・祝)防災・消防ヘリ強風のため空中消火実施せず
自衛隊ヘリ4機43回215,000リットル
2月24日(水)栃木県防災ヘリ23回13,100リットル
茨城県防災ヘリ17回8,500リットル
埼玉県防災ヘリ13回3,800リットル
山梨県防災ヘリ13回9,360リットル
横浜市消防局消防ヘリ5回2,700リットル
自衛隊ヘリ6機74回370,000リットル
群馬県による航空指揮支援活動-
2月25日(木)栃木県防災ヘリ24回15,000リットル
茨城県防災ヘリ35回17,300リットル
埼玉県防災ヘリ41回22,400リットル
宮城県防災ヘリ20回8,000リットル
自衛隊ヘリ8機65回325,000リットル
福島県・群馬県による航空指揮支援活動-
2月26日(金)栃木県防災ヘリ情報収集(偵察)
茨城県防災ヘリ7回3,700リットル
埼玉県防災ヘリ10回3,000リットル
横浜市消防局消防ヘリ9回3,000リットル
自衛隊ヘリ4機25回125,000リットル
福島県による航空指揮支援活動-
2月27日(土)栃木県防災ヘリ28回18,100リットル
富山県防災ヘリ7回4,650リットル
埼玉県防災ヘリ20回12,000リットル
東京消防庁ヘリ23回9,100リットル
横浜市消防局消防ヘリ15回8,600リットル
宮城県防災ヘリ13回6,600リットル
ヘリ8機54回270,000リットル
福島県による航空指揮支援活動-
2月28日(日)栃木県防災ヘリ14回8,800リットル
茨城県防災ヘリ24回12,500リットル
埼玉県防災ヘリ48回24,000リットル
東京消防庁ヘリ37回11,900リットル
横浜市消防局消防ヘリ23回15,800リットル
ヘリ6機44回220,000リットル
福島県による航空指揮支援活動-
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