成田のフォワーダー3社、CEIV Pharma認証を取得

成田のフォワーダー3社、CEIV Pharma認証を取得

ニュース画像 1枚目:成田空港近郊の拠点「Narita Temperature Controlled HUB」
© 日本通運
成田空港近郊の拠点「Narita Temperature Controlled HUB」

郵船ロジスティクスは2021年3月12日(金)、阪急阪神エクスプレスと日本通運は3月15日(月)付けでそれぞれ、成田空港における医薬品の航空輸送認証基準「CEIV Pharma認証」を取得しました。今回の認証は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、海外に拠点を置く監査員による実地監査ができない状況でしたが、オンラインでのリモート監査を通じた認証取得となりました。

成田国際空港(NAA)主導で2019年10月、CEIV Pharma認証の取得を目指した「成田空港コミュニティ」が立ち上がり、プロジェクトチームを組んで連携した取り組みが進められてきました。今回、各社の取得を受けて成田空港は「CEIV Pharma パートナーエアポート」として認定を受け、世界基準を満たした高品質の医薬品サプライチェーンを提供する空港としてお墨付きを得ました。

成田空港では2017年12月、全日空(ANA)がCEIV Pharma認証を取得し、2021年3月には日本貨物航空(NCA)も航空会社として同様の認証を取得しています。貨物ハンドリング会社では国際空港上屋、フォワーダーでは今回の郵船ロジスティクス、阪急阪神エクスプレス、日通の取得となりました。

CEIV Pharma認証は、正式には「Center of Excellence for Independent Validators in Pharmaceutical Logistics program」と呼ばれる医薬品輸送の品質認証プログラムです。ワクチン、バイオ医薬品など、航空輸送の中でも最も繊細な物品を取り扱う際、国際基準と温度管理に関する厳格なガイドラインの適用が求められます。

■成田空港コミュニティCEIV Pharma認証取得企業
<航空会社>
・全日空 2017年10月に独自で取得済み
・日本貨物航空
<物流ハンドリング会社>
・国際空港上屋
<フォワーダー>
・郵船ロジスティクス
・阪急阪神エクスプレス
・日本通運
・日立物流バンテックフォワーディング
<陸運事業者>
・大隅物流
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