ボーイングは2021年4月22日(木)、ボーイング787型機の納入1,000機を達成した模様です。ボーイングはすでに日本航空(JAL)に機体記号(レジ)「JA881J」を納入、さらに中国南方航空へ2機納入も確認されています。中国南方航空への2機は、リース会社のエア・リース・コーポレーションが2021年4月21日(水)付で発表しています。
1,000機目前の対象3機は、デリバリーフライトの順番では、中国南方航空の787-9「B-20E8」が現地を4月17日(土)に出発。JALの787-9「JA881J」が4月21日(水)、中国南方の787-9「B-20EH」が4月22日(木)にそれぞれ出発しています。
ボーイング787の納入開始は2011年9月25日(日)、ローンチカスタマーの全日空(ANA)に787-8、「JA801A」が引き渡しされました。日本でも大きな話題となり、ANAは国内線に投入し、その胴体には「787」と大きく記されていました。それから9年6カ月での大きな節目達成となります。
これまで製造された787の3機種の機数内訳は、基本系の787-8が375機、長胴型の787-9が564機、さらに胴体延長された787-10が61機です。航空会社の保有機数順では、ANAが74機、ユナイテッド航空が63機、JALが50機、アメリカン航空が45機、海南航空が40機です。
■ボーイング787型 機種別
上位5位の航空会社と保有機数787-8型機
航空会社 | 保有機数 |
---|---|
ANA | 36 |
カタール航空 | 30 |
JAL | 29 |
エア・インディア | 27 |
アメリカン航空 | 23 |
787-9型機
航空会社 | 保有機数 |
---|---|
ユナイテッド航空 | 38 |
ANA | 36 |
海南航空 | 30 |
エティハド航空 | 30 |
エア・カナダ | 29 |
787-10型機
航空会社 | 保有機数 |
---|---|
シンガポール航空 | 15 |
ユナイテッド航空 | 13 |
エティハド航空 | 9 |
エバー航空 | 6 |
KLMオランダ航空 | 5 |