SWISS、30機目のA220受領 短・中距離向け機材更新完了

SWISS、30機目のA220受領 短・中距離向け機材更新完了

ニュース画像 1枚目:SWISS A220-100 イメージ
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スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)は2021年5月24日(月)、エアバスA220型の30機目をチューリッヒ空港に迎え入れました。SWISSは2016年6月にローンチカスタマーとして、当時の名称「ボンバルディアCシリーズ」、現在のA220ファミリーの導入を開始し、今回の導入で短・中距離向け機材更新を完了します。30機目は、機体記号(レジ)「HB-JCU」として登録されたA220-300です。

SWISSは、A220-100を9機、A220-300を21機、計30機を保有しています。エアバスA220ファミリーは、同クラスの航空機と比べ、二酸化炭素排出量を20%以上削減する環境に優しい機材です。ボンバルディアCシリーズとして開発が進められていた時期から、ローンチカスタマーとして航空機メーカーに意見し、開発を支援し、導入開始からエアバスに変更された後も燃費改善に協力しています。

SWISSは、ヨーロッパ域内の路線運航で柔軟に需要の増減に対応できる体制を整えることを目指し、Cシリーズの導入を決定しました。以前は、ブリティッシュ・エアロスペースBAe 146製アブロRJ100型を20機保有していましたが、需要への対応と環境への負荷を減らす取り組みとして機材更新を推進してきました。2016年7月15日(金)にチューリッヒ発パリ行きLX638便で、このA220による世界初の商業フライトを運航しました。

アブロRJ100は4発機で、A220は2発機とエンジンだけでも効率よくなっており、二酸化炭素の排出量は、SWISSによると20%以上抑えられています。SWISSは、2019年比で、2030年までに二酸化炭素の排出量を半減、2050年には完全なカーボンニュートラルを達成する目標を掲げています。このため、新機材の導入に加え、新世代の航空機燃料にも投資を始めています。

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