イギリス空軍のアクロバットチーム「レッドアローズ」は2021年6月12日(土)、エリザベス女王の公式誕生日イベントで祝賀飛行したのち、G7サミット会場で各国首脳たちに展示飛行を披露する忙しい1日を過ごしました。レッドアローズが、1日2箇所のエアショー会場を掛け持ちすることは、よくある例年通りのことで、ようやく新型コロナウイルスから脱却しつつあることをこのフライトでも感じることができます。
エリザベス女王の誕生日は4月21日ですが、祝賀行事は例年6月に開催されています。本来であれば、ロンドン中心部のバッキンガム宮殿を会場に、大規模な行進などを含め多くの人たちが集まる祝賀行事ですが、新型コロナウイルスの影響でロンドン郊外のウィンザー城で規模を縮小して実施されました。この行事に合わせ「レッドアローズ」がウィンザー城の上空を飛行し、女王の誕生日を祝いました。
「レッドアローズ」はこの後も飛行を続け、イギリス南西部のコーンウォールに向かいました。G7サミット会場に集まる各国首脳たちを歓迎し、展示飛行を実施。航過飛行だけでなくスクリュー、ビクセンブレイクなどの演技も披露し、首脳たちをもてなしたほか、地元の人たちもその演技を楽しみました。
レッドアローズは新型コロナウイルスの影響から、2020年はエアショー/イベントでの展示飛行が無く、他国のアクロバットチームと同様に寂しいシーズンを送りました。2021年は13エアショー/イベントに参加し、計23回の展示飛行を予定しています。
■ウィンザー城の女王陛下を祝福した航過飛行Let’s enjoy another view of the flypast over #Windsor Castle for Her Majesty The Queen’s Official Birthday yesterday - this time from Red 8. #RedArrows pic.twitter.com/JlwSsRMZLR
— Red Arrows (@rafredarrows) June 13, 2021
■G7サミット会場での展示飛行
G7 leaders and Guests gathered on Carbis Bay Beach this evening to watch the Royal Air Force Aerobatic Team’s display over St Ives @RAFRedArrows.#G7UK pic.twitter.com/RiN6f2UQ1w
— G7 UK (@G7) June 12, 2021