元ジェットスター・ジャパンの機材、オーストラリア転籍 豪国内線に投入

元ジェットスター・ジャパンの機材、オーストラリア転籍 豪国内線に投入

ニュース画像 1枚目:ジェットスター・ジャパンで使用されていた「JA12JJ」 (Deepさん撮影)
© FlyTeam Deepさん
ジェットスター・ジャパンで使用されていた「JA12JJ」 (Deepさん撮影)

カンタス航空とジェットスターのカンタス・グループは2021年6月17日(木)、オーストラリア国内線の旅行需要が増加していることから、使用する機材を増やす方針を発表しました。これに伴い、ジェットスター・ジャパンで使用されたエアバスA320型をオーストラリア国内線で運航する準備が進んでいます。いずれもジェットスターに導入されます。

ジェットスターは、ジェットスター・アジア所属のエアバスA320型3機をオーストラリア拠点で運航します。また、オーストラリアで保管しているジェットスター・ジャパンの機材は、ジェットスターに登録を変更し、オーストラリア国内線の定期便に投入されます。さらに国際線の再開まで、ボーイング787-8型は最大5機を国内線に使用します。

ジェットスター・ジャパンの機材のうち4機について、ジェットスターで運航する準備が進んでいます。機体記号(レジ)「JA06JJ」は「VH-YXU」、「JA12JJ」は「VH-YXQ」、「JA18JJ」は「VH-YXW」としてそれぞれ変更。「JA23JJ」は6月14日(月)にブリスベンに到着。今後、オーストラリア国内線での運航に備えると見られます。

また、カンタス航空は、アライアンス航空と運航委託契約を締結していますが、契約期間を拡大し、使用する機材のエンブラエル190型も最大14機から18機に機数を増やします。E190はカンタスリンク塗装を施し、カンタス航空は2022年度に国内線の輸送能力はコロナ前の2019年と比べ107%と増加する計画です。E190の運航で、カンタス航空のボーイング737型を国内線の他の路線に再配置し、新規路線の開設や既存路線の増便に回します。

オーストラリアでのコロナの流行は、2020年8月をピークに落ち着いています。カンタス・グループでは国際線の再開を前に、国内線のネットワークを再開しています。メルボルン都市圏の外出制限で25キロメートルまでの距離が撤廃され、カンタス航空では旅行需要の回復を期待しています。

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