サウスウェスト航空、50周年で特別塗装機「フリーダム・ワン」就航

サウスウェスト航空、50周年で特別塗装機「フリーダム・ワン」就航

ニュース画像 1枚目:サウスウェスト航空 50周年特別塗装機「フリードム・ワン」
© Southwest Airlines
サウスウェスト航空 50周年特別塗装機「フリードム・ワン」

格安航空会社(LCC)の元祖で、50周年を迎えたサウスウェスト航空は2021年6月18日(金)、新たな特別塗装機を公開しました。ボーイング737-800型の機体記号(レジ)「N500WR」は愛称「フリーダム・ワン」としてアメリカ合衆国の国旗をモチーフにデザインされた塗装となっています。

「自由(フリードム)」という言葉は、サウスウェスト航空のスタッフにとって重要な歴史と意味を持っています。サウスウェスト航空は社員第一主義を掲げ、コロナ禍の2020年も自主的な離職や長期休暇制度を導入し、長年堅持してきた一時解雇や解雇を行わない経営方針を貫きました。これにより、経営陣とスタッフの友好的な関係を維持し、信頼性が高く、低コストの空の旅を実現しています。社員の裁量も大きく、現場で「自由」な判断で顧客サービスも充実させています。

特別塗装機は、アメリカ合衆国の各州を表す50の星、13のストライプがデザインされています。サウスウェスト航空はこれまでも様々な特別塗装機を運航。各州をデザインした「アリゾナ・ワン」、「カリフォルニア・ワン」をはじめ、コロラド、フロリダ、イリノイ、ローンスター(テキサス)、ルイジアナ、メリーランド、ミズーリ、ネバダ、ニューメキシコ、テネシー州をテーマにした特別塗装機で州名と「ワン」の愛称で運航してきました。その伝統にちなみ、「フリーダム・ワン」の名称で運航します。

サウスウェスト航空が就航した1971年6月18日(金)、アメリカ人の飛行機で旅行したことがある人は15%未満でした。この50年でアメリカ人の4人に1人を輸送し、空の旅をアメリカに定着させてきました。

現在、サウスウェスト航空のビジネスモデルを倣い、格安航空事業を展開する航空会社はアメリカだけでなく世界に広がっています。さらに、一段と低価格を売りにする超格安航空会社(Ultra Low Cost Carrier)まで登場。競争が激しくなる中でも、サウスウェスト航空は世界最大のボーイング737型を運航する航空会社として支持を得ています。現在、定期便に730機超を投入、すでに退役した機体を合わせると、1,100機に迫る機体を運航してきました。

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