ヘルベティック・エア、E195-E2の1機目受領 7月末までに3機追加

ヘルベティック・エア、E195-E2の1機目受領 7月末までに3機追加

ニュース画像 1枚目:ヘルベティック・エア、E195-E2の1機目「HB-AZI」。E2としてはE190-E2に続く2機種目
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ヘルベティック・エア、E195-E2の1機目「HB-AZI」。E2としてはE190-E2に続く2機種目

スイスのヘルベティック・エアウェイズは2021年6月23日(水)、エンブラエルの工場が所在するサン・ジョゼ・ドス・カンポスでエンブラエル195-E2型の1機目を受領しました。ヘルベティック・エアは2021年7月末まで、さらにE195-E2を3機受領する予定です。受領した1機目の機体記号(レジ)「HB-AZI」は6月25日(金)、フェリーフライトでチューリッヒに到着する予定です。

ヘルベティックは機材更新を進めており、2018年に12機のE2を発注。既にE190-E2を8機受領し、7月末までにE195-E2を4機受領し、確定発注分の導入を完了します。このほか、12機の追加購入権も保有しています。

ニュース画像 1枚目:このE195-E2はモノクラス134席を搭載
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このE195-E2はモノクラス134席を搭載

E195-E2は134席を搭載。ヘルベティック・エアは、このほか110席のE190-E2、112席のE190LRと3機種を保有し、ヨーロッパ域内で運航するネットワークに需要に合わせ柔軟かつ機動的に適合する機材を投入します。3機種は共通の型式証明を取得しており、運航乗務員も短期間に各機材に対応できます。第1世代のEジェットの免許を保有するパイロットは、E2の資格を得るため、シミュレータ訓練は必要なく2日半の移行訓練のみ完了すると、新機材に乗務できます。

なお、E195-E2は、第1世代のE195と比べ、1席あたりの燃料消費量は25%削減。1機あたり年間およそ3,000トンの二酸化炭素排出を削減します。窒素酸化物の排出量も30%削減を達成。離発着時の騒音は65%抑制し、環境に優しい機体です。こうした性能実現のため、主翼の設計をはじめ、空気力学で積み重ねられた研究成果が反映されました。

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