今から10年前(2011年)の7月1日、当時のスカイネットアジア航空(現:ソラシドエア)は、新たなブランド名「ソラシドエア」を導入しました。現在の社名「株式会社ソラシドエア」への変更は、2015年12月に行われました。今ではすっかり定着した「ソラシドエア」ブランドですが、スカイネットアジア航空時代からこれまでの機体デザインを振り返ってみます。
■スカイネットアジア航空(運行開始当初)の機体デザイン
機体デザインは、拠点の宮崎をイメージさせる太陽、ヤシの木をイメージさせるカラフルな模様が描かれていました。尾翼には、濃いブルーの背景に「SNA」のロゴが記されていました。社名のスカイネットアジアは、胴体中央に小さく「Skynet Asia Airways」と記されているのみでした。
ポートサイド(左舷) スターボードサイド(右舷)■運行開始当初には、こんな機体デザインも
マレーシア航空、ジェットエアウェイズを経て、ソラシドエアに導入されたボーイング737-400型、機体記号(レジ)「JA737C」と「JA737D」の2機は暫定的な塗装で定期便に投入されました。機体の中央部に宮崎の暖かい気候を印象付ける太陽のみが胴体に描かれていました。
■ソラシドエア
「ソラシド」とは、「空から笑顔の種をまく。 」のコンセプトで、「Sola=空」と「seed=種」を組み合わせた言葉です。
胴体に大きく「Solaseed Air」とシルバーでロゴが記され、胴体下にも「Solaseed Air」のロゴが記されました。離陸してから上を見上げると、青空にソラシドエアの機体が映える姿を見ることができるようになりました。尾翼はビスタチオグリーンでシンプルながら印象に残るカラーで、「空から笑顔の種をまく。 」のコンセプトを実現しました。
ポートサイド(左舷) スターボードサイド(右舷)ソラシドエアは、北海道を拠点とするAIRDOと2022年10月を目途に共同持株会社を設立する方針を発表しています。共同持株会社への移行後に、機体デザインがどのようになるのか、気になるところです。南九州で最も知名度のある「くまモン」とAIRDOの愛されキャラ「べア・ドゥ」の共演というのも良いかも!!
■共同持株会社を設立するAIRDOの機体デザイン
コーポレートカラーの水色と黄色をベースにしたデザインです。