ドイツ政府、ボーイングとP-8Aポセイドン5機契約 FMS活用

ドイツ政府、ボーイングとP-8Aポセイドン5機契約 FMS活用

ニュース画像 1枚目:ドイツ向けP-8A イメージ
© Boeing
ドイツ向けP-8A イメージ

ドイツ国防省は2021年6月30日(水)、アメリカ政府の対外有償軍事援助(FMS)の輸出プロセスに従い、ボーイングP-8Aポセイドン5機の契約を締結しました。この発注により、P-8A哨戒機の導入国はアメリカ、オーストラリア、インド、イギリス、ノルウェー、韓国、ニュージーランドに続き、8カ国目となります。ドイツ国防相によると、契約総額はおよそ11億ユーロ、日本円で約1,450億円です。

ドイツではP-3C哨戒機の近代化を2020年6月に完了し、その任務能力を埋めるために今回の発注に至りました。ドイツとフランスの協力プロジェクトや市場から調達可能な航空機などを検討し、P-8Aが選定されたもので、2025年から2035年までの期間、潜水艦探知や長距離偵察能力を確保します。

現在、P-8Aポセイドンは世界に130機超が配備され、30万飛行時間以上を記録。主に対潜戦、情報収集、監視、偵察、捜索救助活動などの任務に就いています。P-8Aの製造でドイツ企業はボーイングに部品を供給しています。また、ボーイングはルフトハンザ・テクニックなどとシステム統合、訓練、サポート、維持管理事業などで協力する覚書に署名しています。

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