空母クイーン・エリザベス搭載の英米F-35、イスラエル空軍と演習実施

空母クイーン・エリザベス搭載の英米F-35、イスラエル空軍と演習実施

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍ボイジャーを先頭に編隊飛行する3軍のF-35
© Israeli Air Force
イギリス空軍ボイジャーを先頭に編隊飛行する3軍のF-35

イスラエル空軍は2021年6月29日(火)、イスラエル南部でアメリカ海兵隊、イギリス空軍との合同演習「Tri-Lightning 2」を実施しました。イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母「クイーン・エリザベス(R08)」に搭載されているアメリカ海兵隊の第211海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-211)、イギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」と、イスラエル空軍のF-35Iアディールの3軍がライトニングIIで共同演習を実施しました。

訓練では、空対空、空爆、地対空、さらに敵地へ侵入した攻撃など、さまざまな空中戦シナリオに基づいた項目で技量向上に努めました。演習の主な目的は、F-35ライトニングIIという共通の第5世代戦闘機を使い、相互の学習と能力向上につながる訓練の実施と、戦略的な協力関係の強化でした。演習の一環で、イスラエル空軍のパイロットがR08を訪問し、イスラエル空軍のF-35Aと異なるF-35Bについて知識を深めました。

イスラエルは6月中旬、イタリアで実施された演習「ファルコン・ストライク21」に参加し、VMFA-211、ダムバスターズと訓練を実施しています。クイーン・エリザベスがアジアへのパトロールに向け、スエズ運河を経由し、オマーンに寄港するまでの期間、アメリカ、イギリスの同盟国との演習を通じ、作戦態勢の強化に努めています。

メニューを開く