エアバスは、2021年7月20日(火)から7月25日(日)までジュコフスキーで開催されるロシア最大の国際航空宇宙ショー「MAKS 2021」にエアバスA350-1000型機とEC145型ヘリコプターを展示します。A350-1000はロシア初公開で、7月20日(火)から7月22日(木)の展示機にも参加します。
A350-1000は、2016年11月24日(木)に初飛行。モノクラスで最大440席を設置可能です。ロールスロイス製トレントXWB 97エンジンを搭載し、最大16,100キロメートルの航続距離を誇ります。主翼の形状を最適化して空気抵抗を減らし、新エンジンで燃料消費量と二酸化炭素排出量を削減可能です。ロシアではアエロフロート・ロシア航空がこの機種より小さいエアバスA350-900型を6機、保有しています。
EC145はモスクワ市が保有する機体を地上展示します。この機体は航空医療搬送用の機体で、6,400人以上の患者を輸送。機体には幅広のサイドスライドドアを備え、後部ドアからコクピットへのアクセスもしやすい広々としたキャビンを特徴としています。
また、エアバス・グループは欧米の宇宙事業を手がける企業で唯一、ロシア連邦で現地生産の実績があり、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースとロシア・スペース・システムズの合弁会社が製造する宇宙機器のデモ展示も予定しています。