フェデックス・エクスプレスは2021年8月3日(火)、アジア太平洋地域とアメリカ、ヨーロッパを結ぶ便を新たに4路線を追加すると発表しました。このうち、フェデックス北太平洋地区ハブの関西発着便も増加します。
関空発着便では、北京/関西/アンカレッジ/メンフィス線として週6回、広州/関西/シャルル・ド・ゴール線として週3回、運航される予定です。このうち、パリ・シャルル・ド・ゴール行きは、大型双発エンジンのボーイング777貨物専用機(F)が使用されます。
このほか、広州、アンカレッジ、インディアナポリス、メンフィス、アンカレッジ、仁川、広州の経路、または経由地がインディアナポリスではなくオークランドとなる経路も新たに運航されます。関空を経由しない広州/シャルル・ド・ゴール線も777Fで週2回、運航されます。
これらのフライトを加え、太平洋横断、アジア内、ヨーロッパ航路で週ベースの輸送量が約1,400トンに増加し、アジア太平洋地域への輸送量が増加します。関西国際空港とパリを結ぶ週3回の便は、ヨーロッパとのアクセス強化が期待されています。
2021年のアジア太平洋地域を発地とする商品輸出は、前年比13%増が予想されています。中でも、中国の輸出は前年比32%増、日本の輸出も同程度の増加、韓国はコロナ禍前の経済規模を超える勢いがあります。フェデックスはこうした機会を捉え、中国を中心としたアジア地域からヨーロッパ、アメリカに輸出、または越境eコマースを活用する中小企業の需要に応えます。