航空自衛隊の第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」が2021年7月23日(金)、「東京2020オリンピック」開会式前に展示飛行を実施した際、コクピット後席から都心を飛行したVR動画が公開されました。入間基地の17エンドから離陸、小手指駅の上空で旋回する様子や無線交信も含まれた先頭を飛行した「06-5784」からの動画です。VRのため360度を自由に見渡すことができ、ブルーインパルスが青、黄、黒、緑、赤のカラースモークを使うシーンもじっくり見ることができます。
「ブルーインパルス」が東京の空で青、黄、黒、緑、赤のカラースモークを使う飛行を披露したのは、1964年の東京オリンピック以来です。コロナ禍ながら、7月21日(水)の事前飛行、7月23日(金)の開会式前の飛行と多くの人を沸かせたフライトです。
羽田空港に着陸する定期便とは異なる都心上空の景色が楽しめます。当日、ブルーインパルスを見上げた方は、逆に見下ろす視線を見ることで、コクピットからどのように見えていたか確認することもできそうです。なお、パラリンピック開会式の8月24日(火)に合わせ、ブルーインパルスは再び都心での展示飛行を予定しています。