日本航空協会2021「空の日」表彰、空飛ぶクルマやはやぶさ2など

日本航空協会2021「空の日」表彰、空飛ぶクルマやはやぶさ2など

ニュース画像 1枚目:はやぶさ2プロジェクトミッションロゴマーク・帰還フェーズ
© JAXA
はやぶさ2プロジェクトミッションロゴマーク・帰還フェーズ

日本航空協会は2021年度の「空の日」航空関係者表彰の表彰の対象者を発表しました。表彰式は9月21日(火)、東京・新橋の航空会館で開催され、「空の夢賞」を受賞した4団体によるミニ講演会がYouTubeで配信される予定です。

「空の日」航空関係者表彰は毎年、日本航空協会が実施している航空関係者の功労を表彰する取り組みです。2021年度は長年にわたる航空業界への貢献と長寿を祝福する航空亀齢賞、航空功績賞、航空特別賞、空の夢賞です。今年度は、航空文化賞、航空スポーツ賞の該当者はありません。

このうち「航空特別賞」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の災害対応航空技術チームと「はやぶさ2」プロジェクトチームの2件です。災害対応では、災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)システムの研究開発と実運用への協力で、効率的で安全な活用への貢献が評価されました。また、「はやぶさ2」は、「はやぶさ」の技術を継承、世界初を含む小天体からのサンプルリターンを成し遂げ、宇宙開発の普及・啓発に大きなな貢献が評価されました。

ニュース画像 1枚目:空飛ぶクルマ、Mk-3 (マークスリー)
© テトラ・アビエーション
空飛ぶクルマ、Mk-3 (マークスリー)

さらに、航空・宇宙への夢や希望をもたらし、明るい話題を提供するユニークな貢献に贈る「空の夢賞」では、「空飛ぶクルマ」に取り組むテトラ・アビエーション、SkyDriveの2社に加え、小型SAR衛星(100kg級)の宇宙関連で日本初の高精度の地球観測画像を取得したSynspective、日本最高精細の地球観測画像取得に成功しビジネスでの実利用の可能性を広げたQPS研究所が選ばれています。

■「空の日」航空関係者表彰
<航空亀齢賞>
榊達朗(さかき たつろう)氏
 :元川崎重工業取締役 航空機事業本部 副事業本部長
<航空功績賞>
大前傑(おおまえ すぐる)氏
 :元全日本空輸(ANA)代表取締役 副社長 執行役員
<航空特別賞>
・JAXA災害対応航空技術チーム(代表:奥野 善則氏)
・JAXA「はやぶさ2」プロジェクトチーム(代表:津田 雄一氏)
<空の夢賞>
・テトラ・アビエーション
   teTraプロジェクトチーム(代表:中井 佑氏)
・SkyDrive(代表:福澤 知浩氏)
・Synspective 衛星システム開発部(代表:新井 元行氏)
・QPS研究所 QPS-SARイザナミ
   プロジェクトチーム(代表:大西 俊輔氏)
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