カンタス航空、2022年7月にA380復帰 12機のうち2機退役

カンタス航空、2022年7月にA380復帰 12機のうち2機退役

ニュース画像 1枚目:カンタス航空 A380 イメージ (かずまっくすさん撮影)
© FlyTeam かずまっくすさん
カンタス航空 A380 イメージ (かずまっくすさん撮影)

カンタス航空は2021年8月26日(木)、国際線の再開計画を発表し、これに合わせて運航ラインから外している大型機のエアバスA380型の計画を公表しました。保有する12機のうち10機は復帰、2機は退役させます。カンタス・グループは国際線の再開時期を2021年12月下旬としており、5月中旬に発表した計画は8月下旬時点でも変更しません。

オーストラリアのワクチン接種率は12月に80%に達する予想が変わっておらず、これを受けて国境が徐々に再開されると見込んだ方針です。国際線の再開は、北米、イギリス、シンガポール、日本などワクチン接種率の高い目的地から運航します。

国際線再開の流れで保有するA380の12機のうち2機退役、10機は定期便に復帰させる計画です。A380の復帰計画は、2022年半ばまでに5機を運航ラインに戻します。シドニー/ロサンゼルス線では2022年7月から、シドニー/シンガポール/ロンドン線は2022年11月から、それぞれA380で運航します。ワクチン接種率が高まった際には、この長距離路線については、需要が高まる路線と想定されています。

カンタス航空は、2024年前半までに復帰するA380は10機になると想定しています。いずれも機内インテリアをアップグレードし、市場の需要回復に対応します。退役する2機の具体的なことは言及されていません。カンタス航空は2008年9月にA380の1機目を受領しており、もっとも新しい機体でも2011年12月に受領し、機齢は平均で10年超となっています。

カンタス航空のA380は、ファースト14席、ビジネス70席、プレミアムエコノミー60席、エコノミー341席、計485席が5機、ファースト14席、ビジネス64席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー371席、計484席が7機と、2つの座席仕様があります。

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