ルフトハンザ・カーゴ、A321貨物改修機 2機をリース契約

ルフトハンザ・カーゴは2021年9月7日(火)、航空機リース会社のBBAMリミテッド・パートナーシップ(BBAM)とエアバスA321旅客機の貨物改修機(P2F)を2機、リース契約しました。リース機の導入で、旺盛な需要があるeコマース市場の中でも、ヨーロッパ域内の高速輸送に対応します。ルフトハンザ・カーゴは7月、貨物輸送能力の拡充策としてA321の貨物改修機を2機導入する計画を発表。今回の契約はこの資金繰りとみられます。この2機は2022年初頭から運行を開始する予定です。

A321P2Fは、1回のフライトで28トン超の貨物を輸送でき、短距離旅客機の胴体下部に設けられているベリースペースを活用する場合と比べ、大量の貨物を輸送できます。リースした機材は、ルフトハンザ・カーゴに代わり、ルフトハンザ・シティラインが運航。機材は、フランクフルトを拠点とします。

A321P2Fは、エルベ・フルクツォイヴェルケ(EFW)とSTエンジニアリングが開発した旅客機から貨物機へ改修した貨物専用機です。客室部分を改修したメインデッキには14個、その下に位置するロワーデッキには10個、計24個のコンテナを搭載できます。およそ28トン超を搭載し、航続距離は4,260キロメートルほどで、国内やリージョナル輸送、特に速達性の求められる貨物輸送に適した機材です。