スカンジナビア航空(SAS)は、2023年までに導入予定のエアバスA350型機を2024年に延期します。SASはA350-900を計8機発注、2021年6月までに6機を受領しています。この2機の納入延期は、新型コロナウイルス・パンデミックの影響から、世界的な旅行需要の回復が長引くと想定し、判断したものです。
SASは2019年11月に初のA350-900を受領。2020年にも日本路線に投入される予定でしたが、コロナの影響から日本路線への投入は2021年7月、オリンピック選手団を輸送するチャーター便でオスロからコペンハーゲン経由、福岡着のSK7035便が初めてでした。
7月から運航されている羽田/コペンハーゲン線は、使用する機材はA330-300が基本ですが、羽田到着日で8月8日(日)、9月8日(水)にA350-900が使用されています。
SASは保有していたA340-300はコロナ禍に合わせ退役、長距離路線の機材はA330-300の8機、A350-900の6機、計14機で2024年までは運航する計画です。