イギリス空軍、北海と太平洋でF-35Bを同時運用

イギリス空軍、北海と太平洋でF-35Bを同時運用

ニュース画像 1枚目:プリンス・オブ・ウェールズから離陸する第207飛行隊のF-35B
© Royal Navy
プリンス・オブ・ウェールズから離陸する第207飛行隊のF-35B

イギリス空軍は、北海に展開する空母「HMSプリンス・オブ・ウェールズ(R09)」と太平洋上の空母「HMSクイーン・エリザベス(R08)」の飛行甲板から地球上の反対側で同時にF-35BライトニングIIによる訓練を実施したと発表しました。R09では第207飛行隊、R08では第607飛行隊ダムバスターズがそれぞれ飛行訓練を実施しています。

北海を航行するR09では、207飛行隊は空母着艦資格取得訓練(CQ)を実施。北海の洋上で実施された訓練では、空母を運用するにあたり、飛行隊の発艦、着艦時の確認作業などが実施された模様です。207飛行隊は今後、所属するマーハム基地に加え、イギリス海軍の空母に搭載され、海上で次世代機を操り、運用される計画です。また、R09は2021年秋にも運用可能な体制になる予定です。

ニュース画像 1枚目:プリンス・オブ・ウェールズのエレベーターで飛行甲板に到着したF-35B
© Royal Navy
プリンス・オブ・ウェールズのエレベーターで飛行甲板に到着したF-35B

太平洋上を航行するR08は、横須賀への寄港後に海上自衛隊との演習を経てグアムに向かいました。この航海中、飛行甲板から北海のR09から離陸するF-35Bと同時に、太平洋上でもR08の飛行甲板から離陸し、正反対の地球上で同時に海上作戦を展開する能力を確認しました。

ニュース画像 2枚目:太平洋上を航行する空母「クイーン・エリザベス」とF-35B、奥にはヘリコプター搭載護衛艦「いせ」
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太平洋上を航行する空母「クイーン・エリザベス」とF-35B、奥にはヘリコプター搭載護衛艦「いせ」
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