エアキャップ、GECAS買収完了 世界最大のリース会社に

エアキャップ、GECAS買収完了 世界最大のリース会社に

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航空機リース会社のエアキャップは2021年11月1日(月)、同業のGEキャピタル・アヴィエーション・サービス(GECAS)の買収を完了したと発表しました。エアキャップの株主による承認、規制当局からの承認など、各種手続きが終了したものです。買収を完了した新生エアキャップは、リース先の航空会社は300社超となり、エアバス、ボーイングの2大航空機メーカーの最大顧客となり、世界最大の航空機リース会社となります。

保有資産は、航空機2,000機超、エンジン単体で900基超、ヘリコプター300機超、発注済みの航空機はおよそ450機で、いずれも燃費効率の優れた次世代機です。資産のおよそ90%が航空機が占め、2024年までには次世代機が保有資産の75%に達する見通しです。

今回のエアキャップによるGECASの取得では、GEが新たに発行されたエアキャップ株1億1150万株と現金約230億ドルなどを受け取りました。これにより、GEはエアキャップ株の46%を保有する大株主となりました。エアキャップは、航空需要が回復しつつある中で、適切な事業を適切な時期に適切な価格でGECASを取得できたとコメントしています。

エアキャップは事業規模とサービス範囲の拡大により、航空会社ごとの機材戦略に対応した適切な航空機をリースすることができ、サービスを強化する方針です。

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