北海道エアシステム(HAC)のサーブ340B型が2021年12月27日(月)、札幌・丘珠空港を離れ、日本エアコミューター(JAC)の整備施設がある鹿児島に向かうラストフライトを運航します。一般乗客を乗せるチャーターフライトとして、札幌・丘珠発9時、鹿児島着17時10分で運航します。JALグループのジャルパックがチャーター便をメインとしたツアーを企画、11月8日(月)まで希望者を募集し、抽選で参加者を決定します。
このサーブ340B型は、国内の航空会社で運航される最後のサーブ機、機体記号(レジ)「JA02HC」です。HACは1998年の運航開始から、計3機のサーブ機を導入し、これまでのべ385万人が利用してきました。その最後に搭乗できる機会が、今回のラストフライトのチャーター便ツアーです。
丘珠空港を出発後、三沢空港、中部国際空港(セントレア)を経由し、最終目的地の鹿児島空港まで、約8時間かけて日本を縦断します。チャーターフライトだからこその航路であると同時に、ラストフライトを長く楽しむ機会になります。このフライトを終えると、鹿児島空港で整備作業が始まり、それを終えて海外へ向かいます。
ツアーでは、搭乗客には機内で食べられる340Bラストフライト、かつ北国ならではのお弁当が用意されています。また、チャーターフライトのオリジナル搭乗証明書、SAAB340B型機退役メモリアルグッズなどが記念品として用意されています。
なお、ツアーは関東から参加の場合に札幌での前泊付き羽田空港発1泊2日コース、札幌での前泊と鹿児島到着後の宿泊付きの羽田空港発2泊3日コースも設定されています。チャーターフライトは12月27日(月)で、定員は22名、料金は1名99,000円からです。