アメリカ空軍F-15E、核・従来兵器のデュアル対応評価プログラムに参加

アメリカ空軍F-15E、核・従来兵器のデュアル対応評価プログラムに参加

ニュース画像 1枚目:胴体中央にB61を搭載したF-15Eストライクイーグル
© Santos Torres / USAF
胴体中央にB61を搭載したF-15Eストライクイーグル

アメリカ空軍の航空戦闘軍団(ACC)所属F-15Eストライクイーグルは、ネリス空軍基地で実施されたデュアル対応戦闘機核兵器システム評価プログラム(DCA NucWSEP)に参加しました。このプログラムは、F-15Eに核爆弾のB61-3とB61-4を搭載し、トノパ試験場で不活性弾を投下しました。DCA NucWSEPは、核兵器と従来型兵器の併用を想定したプログラムで、ACCは将来の紛争でF-15EとB61シリーズの武器搭載や使用に必要な経験を重ね、準備体制を整えています。

アメリカ空軍は、F-22、F-35、F-15(F-15EとF-15EX)、F-16の4機種に加え、A-10を合わせ、2030年代の将来戦闘機計画「4+1」を構想しています。第6世代が登場するまで、「4+1」戦闘機が任務を果たしていく上で、F-15Eの役割を重視し、機動展開訓練(ACE:Agile Combat Employment)をテーマとした演習や作戦への参加で能力向上に取り組んでいます。

アメリカ空軍は、使用したF-15Eは太平洋空軍の演習に参加後、ネリス空軍基地での演習に参加しています。F-15EはDCA NucWSEP対応機として同盟国には信頼を、敵国には多くの選択肢があることを知らしめるメッセージでもあるとコメントしています。

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