ボーイング、2021年のワイドボディ貨物機受注数は過去最高 UPSと767F契約

ボーイング、2021年のワイドボディ貨物機受注数は過去最高 UPSと767F契約

ニュース画像 1枚目:UPS ボーイング767F イメージ
© Boeing
UPS ボーイング767F イメージ

ボーイングは2021年12月21日(火)、UPSとボーイング767型貨物機(F)19機を契約しました。ボーイングが2021年に受注したワイドボディ貨物機は、新造機で80機、旅客機から貨物専用機へ改修する80機とあわせ、過去最大の受注機数となりました。

UPSは1995年に767Fを発注したローンチカスタマーで、今回の再発注で累計91機の契約となります。今回の契約分は、2023年から2025年に納入される予定です。

767Fは、ボーイング767-300ER型をベースとして開発された機種で、新造時から貨物専用機として最終組み立てされています。新造時から貨物用途で組み立てられるため、窓や後部ドアの設置はなく、大型貨物ドアが設けられています。

767Fは、貨物52.4トンを搭載でき、長距離輸送だけでなく、地域間輸送、フィーダー市場向けと、用途に合わせ柔軟に対応できる貨物機です。UPSは現在、ボーイング製造機材では747型を39機、757型を75機、767型を79機、MD-11型を42機で運航、さらにエアバスA300型を52機と計287機で運航しています。

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