全日本空輸(ANA)は2021/22年冬スケジュールと、3月27日(日)から6月30日(木)までの2022年夏の国際線スケジュールについて、2020年度の事業計画比で20%台での運航体制を決定しました。世界で徐々に入国規制が緩和されつつあるものの、日本入国時の隔離期間が継続して維持されており、現状で運航率の大きな改善は7月以降になります。ただし、ANAでは出入国規制、検疫体制などの状況、帰省・海外赴任など需要動向を見極めつつ、柔軟に検討する方針です。
2月中の計画では、チェンナイ、ハノイ、ホーチミン、ヤンゴン線などの東南アジア路線を追加で運航。羽田/シアトル線を成田/シアトル線として週1往復便で運航。羽田/パリ線は週3往復に加え、3月12日(土)、3月19日(土)、3月26日(土)にも運航します。羽田/フランクフルト線はデイリー運航のNH203/NH204便に加え、NH223/NH224便を週3往復に加え、3月12日(土)、3月19日(土)にも運航します。
3月27日(日)以降は、36〜37路線を月1,250便超を運航します。3月以降の成田発着のサンフランシスコ、シアトル線、羽田発着のロンドン、フランクフルト線を増便。北米路線はロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ヒューストン、シカゴ、バンクーバー、メキシコシティ、ホノルル線を運航。欧州路線はロンドン、パリ、フランクフルト、ブリュッセル線を運航します。
このほか、中国路線は、成田発着で青島、上海・浦東、杭州、広州、深圳の5都市にそれぞれ週1往復、香港線は週2往復便で運航します。羽田/台北・松山線は週1往復です。
オーストラリア路線は、羽田/シドニー線が週5往復便、インド・東南アジア路線はデリー、ムンバイ、バンコク、ハノイ、ホーチミン、ヤンゴン、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、マニラ線を成田・羽田発着で運航します。
なお、3月11日(金)から3月26日(土)にかけて関西、名古屋(セントレア)に到着するロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストン、シカゴ、フランクフルト、ブリュッセル発が運航されます。機材は212席のボーイング777-300ER型、215席のボーイング787-9型で運航されます。これにより、日本への帰省需要に対応します。