防衛省は2023年4月28日、戦闘状態にあるアフリカ・スーダン滞在の邦人を避難させる、一連の輸送が終結したことを発表しました。近隣国のジブチへ到着した邦人は、政府がチャーターした日本航空(JAL)機で29日に帰国。チャーター運航されたJL8920便は、ボーイング787-9型機「機体記号:JA873J」で、羽田空港まで約12時間ノンストップで飛行しました。
海上自衛隊が展開する近隣国のジブチへ派遣された航空自衛隊の輸送機はこれまでに、C-130H輸送機2機、C-2輸送機2機、KC-767J空中給油・輸送機が1機。このうち、4月24日にC-2輸送機の1機がスーダン沿岸部の「ポートスーダン」まで飛行し、退避在留邦人とその配偶者45名をジブチまで輸送しました。また、海賊対処行動のために派遣されている海自P-3C哨戒機もこの輸送に備え、ジブチで待機していました。