11月から日本で訓練飛行開始!「JAL x ヤマト」元カタール機A321P2Fの改修進む

11月から日本で訓練飛行開始!「JAL x ヤマト」元カタール機A321P2Fの改修進む

ニュース画像 1枚目:改修初号機となるエアバスA321型機
© 日本航空 (JAL)
改修初号機となるエアバスA321型機

日本航空(JAL)とヤマトホールディングスは、2024年4月から運航開始を予定している貨物専用機の改修状況を明らかにしました。貨物事業に使用する機材は、エアバスA321-200型の旅客機から貨物機へ改修した機体(P2F)。すでに3機を取得済みで、初号機となる「機体記号:JA81YA」は、現在改修の真っ最中です。

ニュース画像 1枚目:改修初号機となるエアバスA321型機
© 日本航空 (JAL)
改修初号機となるエアバスA321型機

「JA81YA」は、5月1日に「F-WTAX」として、フランス・トゥールーズから改修が行われるシンガポール郊外のセレター空港へ到着。ここで10月下旬まで貨物機への改修作業が続きます。作業は、セレター空港内にあるSTエンジニアリングの施設で実施。改修を手がけるのは、エアバスとシンガポール拠点のSTエンジニアリングが出資する、ドイツ拠点のエルベ・フルクツォイヴェルケ(EFW)です。EFWは、より大型のA330P2Fへの改修実績があります。

ニュース画像 2枚目:改修初号機となるエアバスA321型機
© 日本航空 (JAL)
改修初号機となるエアバスA321型機
ニュース画像 3枚目:改修初号機となるエアバスA321型機
© 日本航空 (JAL)
改修初号機となるエアバスA321型機

「JA81YA」は、「A7-AIA」として製造され、2010年2月から2021年12月までカタール航空で運航し、その後保管状態にありました。現在フランスで保管されている2号機「JA82YA」および3号機「JA83YA」も同様に、カタール航空で運航されていた機材とみられます。いずれも機齢12年程度の中古機で、今後順次改修が進められます。

ニュース画像 4枚目:「JA81YA」となるカタール航空運航時の「A7-AIA」 アタテュルク国際空港 2010年7月16日撮影 エアバスA321-231
© FlyTeam RA-86141さん
「JA81YA」となるカタール航空運航時の「A7-AIA」 アタテュルク国際空港 2010年7月16日撮影 エアバスA321-231

初号機が日本へ到着後、11月下旬ごろから運航開始までの約1年半、運航乗務員の実機飛行訓練が行われる予定です。運航を担うのは、JALの連結子会社である「スプリング・ジャパン」。同社が運航するのは、ボーイング737-800型機であるため、エアバス機へ乗務する運航乗務員の訓練が入念に行われる模様です。

■ スプリング・ジャパン 実機飛行訓練 スケジュール (予定)
*今後、改修工程の都合上、訓練開始(11月下旬)予定が変更になる場合があります
成田空港 07:45 -> 北九州空港 09:50
北九州空港 10:25 -> 関西空港 11:25
関西空港 12:00 -> 成田空港 13:25
成田空港 14:30 -> 北九州空港 16:35
北九州空港 17:10 -> 関西空港 18:15
関西空港 18:50 -> 成田空港 20:15

ニュース画像 5枚目:機体イメージ
© 日本航空 (JAL)
機体イメージ
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