乱気流の回避が容易に!?ANA、IATAの乱気流データ共有基盤へ参加

乱気流の回避が容易に!?ANA、IATAの乱気流データ共有基盤へ参加

ニュース画像 1枚目:IATA・タービュランス・アウェア (IATA Turbulence Aware) のデータ例
© ANA
IATA・タービュランス・アウェア (IATA Turbulence Aware) のデータ例

全日本空輸(ANA)は2023年6月6日、国際航空運送協会(IATA)が運用する乱気流に関するデータを蓄積・共有するためのプラットフォーム「IATA・タービュランス・アウェア (IATA Turbulence Aware)」へ参加することを発表しました。現在、20の航空会社が参加しており、日本の航空会社として初めてです。

このプラットフォームは、飛行中の乱気流に関するデータを蓄積・共有することで、乱気流の予測および適切なルート選定を可能とするもの。運航乗務員などは、このデータを活用することで乱気流のリアルタイム情報を取得できるようになります。2023年度中にボーイング737-800型機へ、自機のデータを送信する仕組みを導入し、将来的には他の機材へも対象を拡大します。同社は、このプラットフォームへの参加により、航空機運航にて精度の高い情報を活用し、安全性や快適性の向上に繋げていきたいとしています。

ニュース画像 1枚目:IATA ウィリー・ウォルシュ事務総長(左)、ANA 井上慎一代表取締役社長(右)
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IATA ウィリー・ウォルシュ事務総長(左)、ANA 井上慎一代表取締役社長(右)
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