北大西洋条約機構(NATO)の連合国空軍は2023年6月12日から23日(金)まで、発足以来“史上最大規模”の空軍演習「エアディフェンダー23」を実施しています。ドイツが主導して実施する「エアディフェンダー23」には、加盟する25カ国の空軍約1万人と250機以上の航空機が参加。ヨーロッパ上空での航空作戦を想定した演習を行います。
アメリカ空軍はこの演習に、F-35AライトニングII戦闘機、B-1爆撃機など100機以上の航空機を派遣。「エアディフェンダー23」を記念した特別カラーリングとなった、ドイツ空軍エアバスA400M輸送機の右側垂直尾翼には、アメリカ国旗が描かれています。
ドイツ空軍によるとこの影響により、演習が行われる時間帯は空域が封鎖され、民間航空便に遅延などの影響が出るとしています。また、ドイツ空軍は航空自衛隊のC-2輸送機が参加することを明らかにしていましたが、実際には航空機は派遣されず、幹部をオブザーバーとして派遣した模様です。