防衛省・航空幕僚監部は2023年8月21日(月)から9月2日(土)まで、航空自衛隊をアメリカおよびオーストラリアへ展開することを発表しました。展開先は、アメリカ・グアムのアンダーセン空軍基地と、オーストラリア・ノーザンテリトリー州のティンダル空軍基地およびダーウィン空軍基地。4部隊約160名が参加し、長距離航法訓練および空中給油訓練を行う予定です。
◾️参加部隊
・三沢基地(青森県) 北部航空方面隊 第3航空団
F-35AライトニングII戦闘機 4機
・小牧基地(愛知県) 航空支援集団 第1輸送航空隊
KC-767空中給油・輸送機 1機
C-130H輸送機 1機
・入間基地(埼玉県) 航空支援集団 第2輸送航空隊
C-2輸送機 1機
・美保基地(鳥取県) 航空支援集団 第3輸送航空隊
C-2輸送機 1機
オーストラリアへの展開は4月に国会承認され、8月13日に自衛隊とオーストラリア国防軍間の相互アクセスおよび協力円滑化に関する「日豪円滑化協定」が発効されたことを受け実施するもの。今回の「F-35米豪展開訓練」と、空自小松基地(石川県)で8月23日から行われる「日豪共同訓練(武士道ガーディアン23)」にて、それぞれ初めて適用されました。また、今回の訓練は将来的なオーストラリアへのローテーション展開、国外共同訓練を見据えたものとしています。