米空軍、試作機製造に「JetZero社」選定!次世代の混合翼機

米空軍、試作機製造に「JetZero社」選定!次世代の混合翼機

ニュース画像 1枚目:BWB
© U.S. Air Force
BWB

アメリカ空軍は2023年8月16日、混合翼機プロジェクトの試作機製造パートナーとして、JetZero社を選定したことを明らかにしました。

混合翼機は、「ブレンデッド・ウィング・ボディ (BWB)」と呼ばれ、翼と胴体が一体化した機体。空気抵抗の低減などによって、燃費向上が期待されています。既存の単通路機(ナローボディ機)用エンジンを搭載しつつも、この機体構造に伴う抗力低減から、燃料消費量と排出量を半分にすることができるとしています。F-16戦闘機やB-1戦略爆撃機など、同形態の航空機はすでに存在します。今後は機体の大型化や航続距離を延長した次世代の航空機としての開発が進められます。

アメリカ空軍を管轄する国防総省では、JetZero社との契約で試作機製造のために約2億3,500万ドルを投資する計画です。試作機については2027年までに初飛行を行い、2030年までの就航を目指しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く