航空各社は、2023年度お盆期間(2023年8月10日から20日)の旅客実績を発表しました。
国際線は日本を含めた各国の水際規制撤廃などにより、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)共に、ハワイ路線やアジア路線で旅客数が増加しました。ANAのホノルル線では、前年比3.3倍でピーク日にはほぼ満席に、JALもホノルル線で臨時便を運航するなど特に好調でした。
■ 2023年お盆期間 国際線旅客実績 *()内は前年2022年お盆実績航空会社 | 提供座席数 - 席 | 総旅客数 - 人 | 搭乗率 - % |
---|---|---|---|
ANA | 286,099 (166,256) | 238,380 (127,189) | 83.3 (76.5) |
JAL | 255,432 (182,242) | 218,786 (133,058) | 85.7 (73.0) |
ZIPAIR | 46,400 (30,160) | 39,739 (18,358) | 85.6 (60.9) |
スプリング・ジャパン | 12,474 (756) | 11,128 (518) | 89.2 (68.5) |
ピーチ | 61,244 (なし) | 57,101 (なし) | 93.2 (なし) |
ジェットスター・ジャパン | 10,980 (なし) | 9,517 (なし) | 86.7 (なし) |
6社計 | 672,629 (379,414) | 574,651 (279,123) | 87.3 (69.8) |
国内線は、ANAグループ、JALグループ、スカイマーク、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズ、ピーチ、ジェットスター・ジャパン、スプリング・ジャパンの10社計で384万人が利用、搭乗率は86.4%でした。ANA、JALでは、下りのピークが11日、上りのピークが20日でした。
■ 2023年お盆期間 国内線旅客実績 *()内は前年2022年お盆実績航空会社 | 提供座席数 - 席 | 総旅客数 - 人 | 搭乗率 - % |
---|---|---|---|
ANA | 1,867,845 (1,747,192) | 1,576,653 (1,282,310) | 84.4 (73.4) |
JAL | 1,460,708 (1,544,452) | 1,251,934 (1,108,177) | 85.7 (71.8) |
スカイマーク | 293,997 (296,652) | 270,379 (250,348) | 92.0 (84.4) |
AIRDO | 95,883 (98,006) | 86,746 (75,517) | 90.5 (77.1) |
ソラシドエア | 92,906 (106,074) | 78,295 (67,134) | 84.3 (63.3) |
スターフライヤー | 60,358 (57,009) | 53,447 (42,308) | 88.5 (74.2) |
フジドリームエアラインズ | 80,652 (88,608) | 69,750 (65,050) | 86.5 (73.4) |
ピーチ | 266,894 (346,844) | 247,733 (252,903) | 92.8 (72.9) |
ジェットスター・ジャパン | 206,340 (200,748) | 189,270 (172,588) | 91.7 (86.0) |
スプリング・ジャパン | 29,106 (35,910) | 25,448 (23,335) | 87.4 (65.0) |
10社計 | 4,454,689 (4,521,495) | 3,849,655 (3,339,670) | 86.4 (73.9) |
今年のお盆期間は、台風7号により多くの欠航便が発生しました。しかし、旅客数は前年を超え、コロナ禍前2019年比でもANAで90.1%、JAL 95.9%まで回復。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、旅客数は大きく回復した形です。今後は、秋の連休「シルバーウィーク」や年末年始期間に向けて、さらなる旅客の戻りが期待されます。