日本航空は、2024年8月22日(木)にエアバスA350-1000型機(A35K)の5号機「機体記号:JA05WJ」の運航を開始しました。初便は羽田発ニューヨーク行のJL006便で、羽田空港を11時18分に出発しています。A350-1000の座席数はファースト6席、ビジネス54席、エコノミー(プレミアム含む)179席の239席に対し、JA05WJの初便の乗客はファースト4名、ビジネス53名、エコノミー177名の234名でほぼ満席での船出になりました。
JALは2024年1月から、長距離国際線の新たなフラッグシップとしてA350-1000の運航を開始し、現在は5機が羽田~ニューヨーク・ダラス線で活躍中。ニューヨーク線の使用機材はは既に8月14日から全便がA350-1000に統一されており、ダラス線についても23日(金)よりA350-1000による毎日運航を開始します。また、今秋から羽田~ロンドン線にも投入されることが発表されています。
A350-1000の導入に伴い、これまでJALのフラッグシップとして長距離国際線などで活躍していたボーイング777-300ER型機(77W)の退役も始まっています。初の退役機は4号機の「JA734J」で、最終便は8月20日のシドニー発羽田行きのJL52便でした。「JA734J」は2005年7月にJALに納入されて以来、約19年に渡り活躍した機材です。A350-1000がさらに数を増やすことで、新旧フラッグシップの世代交代も加速していくものとみられます。