アメリカ海軍は2012年11月14日、P-8ポセイドンの配備計画に関する追加の環境評価報告を公表し、従来の配備計画を見直す模様です。
P-8ポセイドンはP-3Cオライオンの後継となる哨戒機で、ボーイング737-800を改設計したジェット機です。
アメリカ海軍は、フロリダ州ジャクソンビル海軍航空基地に5個飛行隊(30機)、転換飛行隊(6機)、ワシントン州ウィドビーアイランド海軍航空基地に4個飛行隊(24機)、ハワイ州カネオヘベイ海兵航空基地に3個飛行隊(18機)、カリフォルニア州ノースアイランド海軍航空基地に分遣隊を派遣する配備計画を持っていました。
海軍が新たに示した代替案は、ハワイの3個飛行隊を本土の基地に配備して、ハワイへは分遣隊(2機)を派遣しようというものです。その分、ウィドビーアイランドやジャクソンビルの負担が増えるため追加の環境評価報告を公表し、国民に意見を求めています。
今後、いくつかの手続きを経て、2014年春には決定されます。また、アメリカ海軍はP-8を青森県の三沢基地や沖縄県の嘉手納基地へ、P-3C同様に分遣隊を派遣する意向を示しています。