エアバス、A350 XWBの飛行開始は予定通り バッテリーは「プランB」採用

エアバス、A350 XWBの飛行開始は予定通り バッテリーは「プランB」採用

エアバスはA350XWBにリチウムイオン電池の採用を断念したことが伝えられていますが、その「プランB」について詳細を説明しています。

エアバスはこれまでフランスの電池メーカー、サフト(Saft)と共にA350XWBに搭載するリチウムイオン電池を開発、安全性を確保していることに自信があるとしています。

一方、ボーイングの787が運航停止となる引き金となった2013年1月の日本航空(JAL)、全日空(ANA)機材でのリチウムイオン電池の火災、煙発生の原因が調査中で、問題が何処にあるのか分からない段階のため、従来のニッケル・カドミウム電池を搭載し、A350XWBの開発プログラムの飛行開始(Entry into Service:EIS)を迎えます。これにより、A350XWBのEISへの影響は無いとしています。

ただし、ニッケル・カドミウム電池はA350XWBの信頼性を確保するための措置で、JAL、ANAの787で発生したリチウムイオン電池の原因究明にあわせ、エアバスも並行してリチウムイオン電池の成熟度を高める追加の研究を行うとしています。

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