海上自衛隊のC-130初号機、2014年3月に厚木到着

海上自衛隊のC-130初号機、2014年3月に厚木到着

アメリカ海軍航空システム軍団は2013年3月7日、海上自衛隊が購入したKC-130Rの現状をレポートしています。

海上自衛隊は東日本大震災での教訓などから、アメリカ海軍で余剰となっていたKC-130R輸送機6機を有償海外軍事援助(FMS)で購入することを決め、すでに予算化もされています。

4機のKC-130Rがアリゾナ州ツーソンにあるデビス・モンサン空軍基地の航空宇宙整備・再生群(AMARG)から、ユタ州オグデンにあるヒル空軍基地へ移され再整備が行われています。1号機「Bu.No.160015」は2012年11月から作業が始まり2013年秋には完了する予定です。

降着装置やカーゴドア支持部の交換、中央翼の防錆処理などを行い、デジタルGPSを含むコクピットのアップグレードのため、再整備に1機あたり10ヶ月から12ヶ月かかる見通しです。また、オーバーホール済みのT56-A-16エンジンも30基用意されます。

秋以降「160015」を使用してデビス・モンサン空軍基地で6週間から8週間の乗員初期訓練と、フロリダ州タンパで10週間の乗員と整備員の教育が行われます。

トレーニングが終了すると、2014年3月に第1号機が厚木基地へ届けられる予定です。自衛隊が外国軍で使用された中古機を導入するのは、きわめて珍しいことです。

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