ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空の親会社インターナショナル・コンソリデーティッド・エアラインズ・グループ(IAG)は2013年4月22日、長距離路線に投入する機材としてA350-1000を確定18機、オプション18機発注する覚書(MOU)を締結したと発表しました。いずれもブリティッシュ・エアウェイズ向けの発注です。エンジンはロールスロイス社のトレントXWBエンジンを選定しています。
IAGは2013年4月3日付で、2017年から2021年にかけて747-400を置き換える787を発注しています。今回発注したA350-100は787と同じく747-400の30機を機材更新するための発注で、2017年から2023年に導入する計画です。
イベリア航空向けにも787と同様、A350を発注することでエアバスと合意、すでにデリバリースロット(順番)を確保しています。ただし、正式合意はイベリア航空の再建が終了、コスト削減した運営が行える体制になってからの確定となります。
IAGのウィリー・ウォルシュCEOはA350-1000の選定で、機材の大きさ、航続距離ともすでに展開している路線にあうもので、運航コストを引き下げる効果があり、収益改善につながるとしています。
ブリティッシュ・エアウェイズは近くA380を受領する予定で、こちらは12機を発注済み。長距離路線にはエアバスのA380とA350、ボーイングの787と777の体制となる様です。