イギリス海軍は、マーリンMk.2哨戒ヘリコプターの試験飛行を、フリゲート艦HMSランカスター(F-229)で実施していると2014年3月17日に発表しました。
マーリンMk.2は、これまで10年以上使用してきたマーリンを2020年代でも通用するように改修した機体で、最先端のタッチスクリーン式コマンドシステムを搭載するなどしています。また、キャビン後部のオペレーションルームは、輸送任務に使用する際簡単に取り外せるようになっています。
ランカスターでの試験では、基本的な作業に焦点を当て、負傷者の吊り上げなど艦船での緊急対応能力を訓練しています。
現在、イギリス海軍のマーリン4個飛行隊のうち2個飛行隊がMk.2に更新済みで、2014年6月には空母HMSイラストリアス(R-06)に8機のマーリンMk.2が搭載され、大西洋での対潜演習「ディープブルー」に参加します。