ワールド・エアウェイズが運航停止 ノースアメリカンは近く再生完了

ワールド・エアウェイズが運航停止 ノースアメリカンは近く再生完了

アメリカ軍の輸送、定期旅客便を運航していたワールド・エアウェイズは2014年3月26日、即日運航停止すると発表しました。ワールド・エアウェイズは747-400を1機、MD-11を2機で運航していました。

ワールド・エアウェイズの親会社、グローバル・アビエーション・ホールディングスが2013年11月12日付でチャプター11を申請し、再生手続きを行っています。これにあわせ、ワールド・エアウェイズは資金を確保するため、新たな投資先を探していました。ただし、資金調達にめどが立たないため、パイロット109名、客室乗務員146名を含め、スタップ325名を解雇し、運航停止に向けた手続きを進める決定を下しました。

ワールド・エアウェイズは、結果は望ましいものではないものの、これまでの多くの協力者、スタッフに感謝したいとCEO名でコメントを発表しました。

ワールド・エアウェイズは1948年に設立されたアメリカでも伝統のある航空会社の1つ。定期旅客便、アメリカ軍の輸送を手がけましたが、日本では日本航空(JAL)に
機材をリースしていたことでも知られています。

なお、グローバル・アビエーション・ホールディングス傘下のノースアメリカン航空は近く、チャプター11から脱却する予定です。こちらは767-300ERを使用して運航しています。

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