A350 XWB客室装備の試験飛行機を公開 【画像】

A350 XWB客室装備の試験飛行機を公開 【画像】

エアバスは2014年4月7日、A350 XWBの試験飛行機の3号機、製造番号「002」、機体記号(レジ)「F-WWCF」の客室装備を発表しました。この設備はハンブルクのエアバス工場で公開したもので、この機体は2月26日に初飛行し、客室装備の試験を行うためのテスト機です。

■A350 ビジネスクラス
A350 XWB F-WWCF ビジネスクラスのテスト

■A350 エコノミークラス
A350 XWB F-WWCF エコノミークラスのテスト

機内は「eXtra-wide(エクストラ・ワイド)」のコンセプトの下、機内の広さ、1席ずつにこれまでよりも広いスペースを確保した作りとなっています。

この「002」は旅客を乗せた一連の試験「Early Long Flights」を行う機体で、高温から低温の環境でのテスト、機内エンターテイメントなどの確認、検証を行い、製造番号「005」とともに、世界各地のA350 XWBが就航する予定の空港に飛行します。

■A350 エコノミークラスシート
A350 XWB F-WWCF エコノミークラス

エアバスはA350 XWBについて、設計当初から「革新的な航空機」である必要があったとして、これは機内設備も同様だと説明しています。このため、これまでの機材の改良というよりは、白紙の状態から議論を進めたとしています。

■A350 ビジネスクラスシート
A350 XWB F-WWCF エコノミークラス

議論から、エコノミークラスでもこれまでのワイドボディ機以上に広さを確保することが重要として設計されました。また、快適性の観点から、機内の湿度もこれまでのA330シリーズなどよりも高く保つことができるなど、機内全体の快適性を高めています。

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