ロールスロイス、トレント1000-TENが初めて駆動

ロールスロイス、トレント1000-TENが初めて駆動

ロールスロイスは2014年6月3日、トレント1000-TEN(Thrust, Efficiency and New technology)エンジンが初めて駆動したと発表しました。トレント1000-TENは787の全シリーズに搭載が可能なエンジンで、現在のトレント1000エンジンと比べ、3%の燃費改善につながる新エンジンです。

トレント1000-TENは、推力78000ポンドの認定に向け、2015年末までに型式認証を目指しています。また、このエンジンは 787ドリームライナー、787-8、787-9、さらに787-10Xにも搭載可能で、ボーイングが要求する推力76000ポンドをクリアします。

これまでのデモンストレータ・プログラムでは高圧タービン、コンプレッサなどの改善を検証済みで、787向けにより静かなエンジンで、燃費効率の良いエンジンとなる見込みです。

なお、トレント1000エンジンは営業飛行で250,000飛行時間以上となり、エンジンの定時出発率は99.9%以上を記録しています。また、2014年後半にはニュージーランド航空向けの787-9に搭載され、営業飛行を予定しています。

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