小野寺防衛相、空自F-15Jは「国際法に従った安定的なスクランブル対応」

小野寺防衛相、空自F-15Jは「国際法に従った安定的なスクランブル対応」

中国国防部が2014年6月12日(木)、航空自衛隊のF-15J、「62-8866」と「22-8815」の2機の動画を公開しましたが、これを受け小野寺防衛相は「国際法に従った安定的なスクランブル対応を、あそこに写っている自衛隊のF-15はしているなと思いました」とコメントしています。

防衛省が中国のSu-27戦闘機がOP-3CとYS-11EBに異常接近を6月11日(水)に発表後、翌日の6月12日(木)に対抗して発表したことについて、防衛相は「今回の日本の自衛隊機に対しての接近事案に何らか後ろめたいことがあるので、自分たちで映像をわざわざ公開したのかな」との感想も述べています。

中国空軍機と見られる防衛省の発表事案は、後ろから急速なスピードで追い抜く、前を急速に横切るといった対応の一方、中国国防部が公開したF-15Jの動画は「非常に安定した形でスクランブル対応している」と違いを指摘しています。

防衛相は引き続き、すでに中国側に提案済みの日中防衛当局間の海上連絡メカニズムの構築が重要との認識を示し、このメカニズムの構築について改めて要請したいと述べています。

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