アメリカ国防総省は2014年8月8日、アメリカ海軍のF/A-18の2機でイラク北部、アルビル近郊で、移動式砲弾に向け500ポンドのレーザー誘導爆弾で攻撃したと発表しました。オバマ米大統領が8月7日にイラクへの空爆を承認したことを受けた対応です。
イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS/ISIL)」がアルビル付近に勢力を拡大していることを受けた対応です。攻撃はISILがアメリカ人も多数、居住するアルビルへの攻撃に使用したためでした。
アメリカ軍のイラクでの軍事行動は、2011年にイラク撤退以来、初めてのことでした。国防総省は空母USSジョージH.W.ブッシュ(CVN-77)艦上の第15戦闘攻撃飛行隊(VFA-15)バリオンズのF/A-18Cの画像を公開しています。CVN-77は6月からイラク情勢の緊迫化を受け、アラビア湾へ展開していました。
※最終段落のF/A-18Cを追記、画像を追加しました。 (2014/8/9 10:45)