シンガポール・チャンギ国際空港は2014年9月3日、6月に発表した航空会社へのインセンティブプログラム「GAIN (Growth and Assistance Incentive)」に続き、長距離路線を運航する航空会社向けの着陸料インセンティブ・プログラムを発表しました。これは2014年9月1日から2016年3月31日までの1年7カ月に渡り、長距離路線の直行便を就航する航空会社に着陸料を一律50%割引するものです。
チャンギ空港では、アジア太平洋地域の航空需要は強いものの、航空会社が長距離路線を維持する上で、コスト圧力にさらされていることから、このプログラムの展開で、長距離路線を運航する航空会社を短期的に支援するとしています。これにより、チャンギ国際空港は、長距離路線への乗継需要を取り込み、ハブ空港としての地位を維持するとしています。
さらに、チャンギ国際空港は2015年3月31日まで、トランジットプログラムを展開しており、シンガポール航空、シルクエアのフライトを利用した旅客には、空港内で利用できる40シンガポールドル分のバウチャーがプレゼントされます。すでに2012年10月から、100万人以上の旅客がこのプログラムを利用しているとしています。