スカイマーク、エアバスとA380キャンセル交渉 10月にもめどか

スカイマーク、エアバスとA380キャンセル交渉 10月にもめどか

スカイマークが発注したA380の解約を巡り、2014年10月中にも一定の解決がみられるようです。日本経済新聞が2014年10月2日付で、スカイマークの西久保慎一社長とエアバスが協議し、違約金の減額、条件の協議を行うことで合意したことが伝えられています。

スカイマークはA380の導入について、2014年7月29日付でコメントを発表し、円安や競争の激化による経営環境の厳しさが増したため、当初の計画を変更せざるを得ないとし、大手航空会社の傘下に入ること、常識を逸脱した法外な違約金をエアバスが提示していると発表していました。

エアバスも2014年7月29日付で、スカイマークのA380発注について短いコメントを発表しており、スカイマーク発注のA380、6機は契約を破棄し、救済策も担保しているとコメントしていました。

この影響でスカイマークは、決算書に「継続企業の前提に関する重要事象等(ゴーイング・コンサーン)」も追記し、A330導入による輸送力の強化、高品質座席の提供による顧客の囲い込み、新規顧客の獲得、不採算路線の休止、金融機関からの借入れを進めるといった対策を打つとし、経営面にも大きな影響が及んでいます。

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