イラン空軍のF-4ファントムが、イランのイスラム過激派組織「イスラム国(ISIL/ISIS)」を攻撃した模様です。ロイター、AFPなど海外のメディアが2014年12月3日付けで報じています。
このニュースはカタールのテレビ局、アルジャジーラが映像を放送したのが発端で、専門家もイラン空軍のF-4に間違いないとしています。アメリカ国防総省の報道官もこれを肯定しています。
ISILはイスラム教スンニー派でイランはシーア派であることから、イランもISILの勢力拡大を脅威と捉えており、イラクに地上部隊を派遣したり武器を供与するなどしてる模様です。
核開発問題で激しく対立するアメリカとイランですが、ISILを共通の敵と見る点では一致しており、アメリカ国防総省は連携を強く否定しますが、密かに連携しているとの見方もあります。アメリカ国防総省によるとイラクのISILを連携して攻撃しているのは、アメリカ、オーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、オランダ、イギリスで、シリアのISILを攻撃しているのは、アメリカ、バーレーン、ヨルダン、サウジアラビア、アラブ首長国連合としています。